【自然農】江戸の飢饉を救った野菜「のらぼう菜」が最強だった

【自然農】江戸の飢饉を救った野菜「のらぼう菜」が最強だった

自給農にオススメしたい野菜「のらぼう菜」。
江戸時代から東京近郊で栽培されてきた菜葉で、無肥料でも育ちやすく、虫害にも強い。

栃木県の冬は氷点下を越えますが、枯死することはなく越冬するので、防寒対策も不要です。春には菜の花を咲かせ、花芽を摘んでも、次々と脇芽が伸びてくるほど強い生育力があります。

その生命力と栄養価の高さから、江戸時代の天明の大飢饉、天保の大飢饉から人々を救った歴史があり、「救荒野菜」とも呼ばれました。

栽培が簡単なだけでなく、生で齧ってもほのかに甘みがあり、美味しいです。さらにアブラナ科なのに交雑しない特殊な性質を持つため、自家採種も容易。

これだけ優れた野菜ですが、すぐにしおれてしまう欠点があるため、市場に出回らないといわれます。

こうした丈夫な野菜は、特別な知識や技術がなくても誰でも育てることができるので、これからの時代に大きな可能性があると思っています。

今年は、たくさん種採りをする予定です。

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