JA大阪中河内 なにわの伝統野菜 「難波葱」レポート!!

JA大阪中河内 なにわの伝統野菜 「難波葱」レポート!!

2017年に「なにわの伝統野菜」に認定された難波葱をご存知ですか?

難波葱は強い甘味と香り、「ぬめり」が特徴で旬の季節にはグッと甘みが増し格別の美味しさになります。
その昔、難波地域には難波葱畑が広がり、明治18年南海なんば駅ができた頃は東京ドーム約10個分にもわたって葱畑が広がっていたそうです。

今の京都の「九条葱」は、伏見稲荷神社創建時に難波から種が持ち込まれたもの、関東の「千住葱」も江戸時代に難波葱が伝わり風土に合う白葱に改良された説もあり、難波葱は日本の葱のルーツとも言える歴史ある野菜です。

しかし、根がしっかりしている分、収穫に手間がかかり、加えて「ぬめり」が強く、機械での加工に向かないことから、徐々に現在流通している青葱が市場で増え、難波葱を栽培する農家は減少していきました。
そんな風潮の中、大阪府松原市では「難波葱」を栽培し、その味を提供し続けようと生産者が集まりました。

約50年前から難波葱を栽培し続ける市内農家「稲田ファーム」が持つ高い栽培技術を「JA大阪中河内松原地区 難波葱部会」で共有することで、最高品質の松原産 難波葱を提供しています。

八尾市の皆さんも、3月中旬頃までJA大阪中河内「畑のつづき」八尾店、龍華店でも販売しておりますので是非1度味わってみて下さい。

ブログ担当:木坂浩三

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