江戸時代から続く東京の伝統野菜 「練馬大根ひっこぬき大会」

江戸時代から続く東京の伝統野菜 「練馬大根ひっこぬき大会」

4日、東京都練馬区で江戸時代から続く東京の伝統野菜「練馬大根」の引っこ抜き大会が行われ約700人が参加した。
 今年で10回目となる同大会は個人選手権と家族などによる団体戦に別れて行われ、約4800本を引き抜いた。
 練馬大根は普通の青首大根に比べて長く重いため引き抜くにも一苦労。体全体を使って膝の動きで引き抜くのがコツだという。
 また、会場では練馬に昔から伝わる「すずしろ汁」も無料でふるまわれた。「すずしろ汁」は大根やにんじん、里芋などが入った味噌汁に大根おろしと刻んだ大根の葉をたっぷりといれた絶品。

 練馬大根は栽培に手間がかかるために廃れてしまっていたが、行政や農家が協力して近年復活、今年は1万4100本が収穫された。
 この日引き抜かれた大根は、5日から2日間、練馬区内の全小中学校の給食で提供される。

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