コマツナ

コマツナ

コマツナ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1697028 / CC BY SA 3.0

#アブラナ属
#葉菜
#関東地方の食文化
#江戸野菜
コマツナ(小松菜、学名Brassica rapa var. perviridis)とは、アブラナ科に属する野菜の1種である。
冬菜(フユナ)、鶯菜(ウグイスナ)とも呼ばれる。
また、コマツナも含めてアブラナ科の野菜が咲かせる黄色い花全般を菜の花と言う。
小松菜発祥の地とされる香取神社(東京都江戸川区中央)。
「小松菜産土神」の碑がある。
コマツナは、ツケナ類(野沢菜、チンゲンサイなど、アブラナ科の非結球葉菜の総称)の1種で、江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川付近で、ククタチナ(茎立ち)を品種改良して栽培され始めたと言われている。
小松川地区にある香取神社には小松菜の由来が伝わる。
1719年(享保4年)、徳川吉宗が鷹狩りで食事をする際香取神社が選ばれ、時の神主亀井和泉守永範が接待したが、これといった食材もなかった。
そこで餅のすまし汁に青菜を彩りに添えたところ、吉宗はこの青菜を気に入り、神社の地名から小松菜と命名したという。
江戸時代に江戸で栽培が始まった経緯もあり、コマツナは関東地方で古くから親しまれてきた野菜である。
東京都では、コマツナの栽培が始まった江戸川区以外でも、葛飾区、足立区、八王子市、武蔵村山市、町田市、府中市、立川市など、生産の盛んな地域が目立つ。
ただ、東京都以外の栽培地としては、埼玉県、神奈川県、千葉県といった東京近郊(首都圏)が目立っていた。
しかし、その後、大阪府・兵庫県・愛知県・福岡県などの日本各地の大都市近郊でも盛んに生産されていった。
コマツナは耐寒性が強く、冬に霜が降りたり、非常に強い冷え込みで葉が凍っても枯れることは少ない。
このようなこともあり、コマツナの旬は冬であり冬菜の1つとして親しまれてきた。
しかし、本州などでは積雪が無ければ周年の栽培が可能であるため、次第に周年栽培されるようになっていった。
収穫までの栽培日数は、秋冬まきは80日から90日かかるのに対し、夏は20数日程と短い。
農薬だけに頼らない病害虫防除や安定生産のため、夏と冬を中心に無加温ハウスでの栽培も試みられている。
市場出荷のほか、農産物直売所での販売も行われている。
コマツナの旬は冬で、関東地方ではハクサイと共に冬の野菜の代表格とされる。
東京風の雑煮には欠かせない野菜の1つである。
ホウレンソウ(アカザ科)と似た使い方をされることが多いものの、あっさりした味わいと手軽さから、ホウレンソウより用途は広く、灰汁(あく)が少ない扱いやすく食べやすい野菜とされる。
味噌汁、鍋料理に入れられる他、おひたし、炒め物などでも使用される。
現在は年を通して栽培・収穫が可能だが、コマツナは江戸時代から関東で栽培された「冬菜」として認知されているので、関東風の雑煮など冬の献立も有名である。
味噌や醤油だけでなくバターやクリームとの相性も良く、洋風にも調理できる。
コマツナの菜の花は、花が開いてしまうとえぐみが出てくるため、蕾のうちに食する方が良いとされている。
また、日本ではコマツナの種子が安定して入手でき、栽培が容易で生育が速いことなどから、成長試験(肥料効果の評価)や発芽試験(堆肥の腐熟度評価)に常用されている。
コマツナはビタミンAに富み、鉄分などのミネラルが豊富で、野菜の中では、ケールに次いで、カルシウムの含有量が高いことでも知られる。
その他、ビタミンK1が多くまた硝酸根も多い。
コマツナは、比較的傷みやすい野菜なので、収穫または購入してから2日か3日以内で使い切ることが望ましい。
使い切れなかった場合は、濡れた新聞紙で包んでビニール袋に入れて保湿対策をするが、冷蔵の場合は密閉すると萎れやすくなる。
立てて(生えている状態に近づけて)保存することで、葉から水分が蒸発することを防げる。
冷凍の場合は、硬めに茹でてから使いやすい長さに切り、水気をよく切って荒熱をとり、タッパーやラップなどで密封して冷凍保存する。
コマツナは暑さにも寒さにも強く、半日陰でもよく育ち、プランターでも簡単に栽培できる。
コマツナは比較的病害や連作障害が少ないため、家庭菜園でも育てやすいが、害虫に食べられやすい。
日当たりと水はけを良くし、有機物を多く含む肥えた土で育てると美味しく育つ。
あるいは、液肥を使った水耕栽培によって作物を土壌から隔離し、清潔に保って育てる方法もある。
一般家庭でも、ペットボトルなどを活用して苗床を作れば栽培できる。
コマツナの生育の適温は10 ℃から25 ℃程度で、霜が降りる季節に…

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