鍋料理 奈良県 飛鳥鍋

鍋料理 奈良県 飛鳥鍋

今から1400年程前、唐から来た僧侶が、寒さをしのぐ為にヤギの乳で鍋料理を作ったのが始まりと云われている明日香の郷土料理、現在は牛乳が使われています。お鍋に牛乳がマッチングするの?って疑問を持たれがちですが、牛乳が鶏がらベースのおダシにまろやかさを出すために使用されているというもので、鶏肉や野菜を煮込んだ一般的な鍋料理と本質的に同じです。現地で飛鳥鍋が食べられる店は数軒ありますが、地元では一般家庭でも飛鳥鍋を楽しんでいます。味付けやダシと牛乳のブレンド方法はそれぞれで工夫されています。余談ですが、飛鳥と明日香は古代から併用されており、どちらも正しく、新旧の区分もありません。ただ、町村合併時に村名に「明日香」の文字が使用されました。

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