【フィレンツェ料理人自宅レシピ】パンと野菜のサラダ パンツァネッラ【前菜】

🥖材料（四人前から六人前）🍅
・トスカーナパン（塩なしパン）：100g
・トマト：500g
・赤玉ねぎ：1個
・きゅうり：2本
・バジル：適量
・赤ワインビネガー：小さじ2
・エキストラバージンオリーブオイル：小さじ4
・塩：適量

《作り方》
①薄切りにして乾燥させておいたパンを水で戻しておく（パンの乾燥具合や水気の含み具合を見ながら1時間から2時間ほどかけて戻す）。
②赤玉ねぎを食感がしっかり残る程度の厚さで薄切りにして、クッキングペーパーの上に敷き、風通しの良いところにおいて辛味を抜く。
③トマトを好みの大きさに切って、ボウルに入れる。同じようにきゅうりも好みの厚さに切ってボウルに入れて、オリーブオイルを加えてトマトやきゅうりの水分とオリーブオイルの油分が馴染むように混ぜる。
④塩を振って赤ワインビネガーを加えたらしっかりと馴染むように混ぜて、そのまま冷蔵庫で30分から1時間ほどかけて寝かす。
⑤水で戻したパンをしっかりと絞ってから、ほぐすようにしてざるに移し、水気をできるだけ切っておく。
⑥冷蔵庫で冷やしたトマトときゅうりの入ったボウルに、辛味を抜いた赤玉ねぎを加えてざっくりと混ぜ合わせ、さらにしっかりと水気を切ったパンを加えて全体が馴染むように混ぜ合わせる。
⑦味見をして、塩や赤ワインビネガー、オリーブオイルを好みのバランスになるように調整して、仕上げにちぎったバジルを加えて全体をしっかりと混ぜ合わせる。
⑧皿に盛り付けて、好みでバジルの葉を飾り付け、最後にオリーブオイルをひとすじ回しかける。

～・～・～・～・～・～

今回の自宅レシピは、特にトスカーナ州でよく食べられる夏の定番のパンと野菜のサラダ「パンツァネッラ」です。日本ではよく「パンを使ったサラダ」として紹介されているかと思いますが、このパン自体がまずフィレンツェをはじめとするトスカーナ州で食される無塩パンが使われていて、また塩を使わない事から非常に硬くなりやすいこのパンを、捨てずに美味しく食べるために考案された庶民料理であると伝えられています。

実際に他の郷土料理の例に漏れず、このパンツァネッラもそのレシピや作り方は料理人や各家庭によっても大小様々な違いがあり、食材のアレンジも豊かです。ですので今回のパンツァネッラのレシピは、あくまでも非常にスタンダードかつシンプルな形での食材選びと調理法で紹介させていただいています。

料理のポイントとしては、トマト、きゅうり、赤玉ねぎというメインとなる野菜そのものが非常に水気を多く含んだジューシーな食材となるため、それに合わせるパンは、水で戻してほぐす際に十分に絞って水気を切っておく事が大切になります。そうする事によって、野菜本来の美味しさや瑞々しさをそのままパンに含ませるようにしていただく事ができる仕上がりになります。

イタリアの郷土料理や食材について詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。

🇮🇹ラ・クチーナ・レジョナーレ
http://lacucinaregionale.com

「このパンツァネッラを食べてみたい！作ってみたい！」と思ってくださったら、高評価やチャンネル登録を宜しくお願いします！

また内容についての疑問や質問、チャンネルについてのリクエストも、是非コメント欄にお書きください！

それでは皆さん、BUONAPPETITO！

〜・～・～・～・～・～

🎵使用楽曲：フリーBGM「わくわくクッキングタイム的なBGM」／作（編）曲 ： 鷹尾まさき(タカオマサキ)

🎥撮影・構成・編集：イタニナオヨシ

#パンツァネッラ
#料理人
#レシピ
#おうちごはん
#イタリア料理
#郷土料理
#前菜
#イタリア
#フィレンツェ
#飯テロ