東京に冬を告げる「べったら市」 東京・日本橋本町

東京に冬を告げる「べったら市」 東京・日本橋本町

19、20日の両日、東京・日本橋本町の宝田恵比寿神社で、東京に冬の始まりを告げる「べったら市」が開かれている。周辺の道路には「べったら漬け」を売る店など約500軒の露店が並び夜遅くまで多くの人で賑わいをみせている。江戸時代中期に宝田恵比寿神社の祭礼の際に野菜などを売る露天が並んだのが始まりとされている。

 「べったら漬け」は大根を砂糖と米麹で漬け込んだ江戸時代から続く東京の伝統的な漬け物。保存性があまり無い(発酵が進んで味が変わる)のが難と言えば難だが、分厚く切ってボリボリと頬張ると大根の歯ごたえと麹の甘い香りが口いっぱいに広がる。うっかりするとこの麹が服にべったりと付くのが名前の由来。

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