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<水を一滴も入れない 亡命ロシア風 鶏の煮込み>
●材料 4人前
鶏もも肉 2枚 600g位 水と酒で洗っておく
(一枚でもいいが、せっかく長く煮るので多めに作りましょう)
玉ねぎ 大4~5個(鶏もも肉の重さの1.5倍量くらい)大き目のザク切り
ベイリーフ 1枚
バター 10g
粒胡椒 少々
しめじやポルチーニなどきのこ適宜 食べやすい大きさにほぐしておく。
サワークリーム 大4杯位
パセリのみじん切り 大半分
塩、胡椒
●作り方
1、鶏もも肉はお水と酒で洗っておく。
2、玉ねぎは大き目のざく切りにする。
3、厚手の鍋にバターを落とし、玉ねぎ、鶏もも肉、玉ねぎと重ねて、粒胡椒、ベイリーフを入れて、塩を少々振り、蓋をして弱火で1時間半煮る。途中焦げないように注意!
4、1時間半たつと、たまねぎと鶏からたっぷりの汁がでてくる。
5、そこにきのこを加えて、ちょっと煮る。
6、サワークリームを柔らかく溶いて入れる。
7、塩・胡椒で味を調えて、パセリのみじん切りを飾って召し上がれ。
*アレンジ
玉ねぎソースなので、そのまま塩胡椒味で、トマト味、ミルク味、カレー味などでも召し上がれます。
*保存
1時間半煮るので、多めに作って、4の段階で冷凍庫で保存して、食べる時に解凍して味をつけて召し上がっていただいてもOK.
*本「亡命ロシア料理」(未知谷/2000円税別)について。
新装版「亡命ロシア料理」
(ピョートル・ワイリ/アレクサンドル・ゲニス著・沼野充義,北川和美,守屋愛 訳)
飯沢耕太郎さんが、きのこの載っている本を探して見つけ出した、読んでも面白い、作ったらなお楽しく美味しい名著! 翻訳も素晴らしいです。是非、買って読んでみてください。
この中の〈帰れ、鶏肉へ!〉のレシピを参考に、アレンジしました。
「アメリカとロシア、二つの文化の狭間に身を置いた亡命者のノスタルジアが、極度に政治化されたこの20世紀末に、イデオロギーを潜り抜け、食という人間の本音の視点から綴らせた料理エッセイ、機知に溢れた文明批評。(別丁レシピ付)
いま、料理は世界で最も普及した趣味となっている。ひょっとしたら、それは今日、どのような知的活動の分野においても、しっかりした基盤があまりにもわずかしか残っていないせいかもしれない。……いい料理とは、不定形の自然力に対する体系の闘いである。おたまを持って鍋の前に立つとき、自分が世界の無秩序と闘う兵士の一人だという考えに熱くなれ。料理はある意味では最前線なのだ。…………
(本文より)」
未知谷(出版社)のサイト
http://www.michitani.com
アマゾンでも売ってます。
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映像:indo films
ロゴデザイン:小熊千佳子
サムネール写真:高橋直行
サムネールデザイン:塚田佳奈(ME&MIRACO)
出演:おかどめぐみこ。ときたま
めぐたまスタッフ:三木裕美、山口綾子